小児矯正プレオルソ

歯並びの重なりは、顎・歯列のアーチの大きさと、歯の大きさの不調和によって生じます。

小さな顎に対して大きな歯が生えてくると並びません。

小児矯正は、成長段階でアプローチすることで「顎の成長を適切に促し、歯列を拡大する」ことが可能です。

そのため、顎の成長が旺盛な10歳頃までが適応になります。(ただし成長には個人差や性差があります)


今回の症例は、実年齢よりも歯牙年齢(お口の中の年齢)が高いお子さんです。

同年齢の平均よりも2~3年ほど早いペースで生え変わっているので、小児矯正のスタート時期としては遅く、本来発揮しうる効果が出るか非常にギリギリの症例です。

保護者の方とご本人にその旨説明し、「やるだけやってみる」と同意を頂けたのでマウスピース型小児矯正プレオルソをスタートしました。


2020年10月スタート

下の前歯の重なりが目立ちます

上の前歯にも前突が見られます


2021年4月(6か月経過)

だいぶ前歯の重なりが取れました

上の犬歯が生え変わり、乳歯よりも大きい分歯列に多少の乱れが見られます

マウスピース型小児矯正装置のプレオルソは取り外し可能なため、「きちんと毎日使用できるか」が重要になります。

今回とても協力的に取り組んでいただけたため、使用から半年でかなり効果が発揮されました。

まだ改善の余地はあるので、今後も経過を追っていく症例になります。


小児矯正プレオルソ ¥55,000(税込)/1年契約

調布柴崎歯科クリニック 症例集 <CSDC症例集>

調布柴崎歯科クリニックの症例集です。マウスピース矯正インビザラインの症例を中心に、ホワイトニング・審美補綴から外科処置に至るまで幅広くピックアップしています。患者さまのご参考になれば幸いです。